標高749メートルの妙法山はゆたかな自然と高山植物の宝庫です。
山主自ら撮った写真を添えて、四季おりおりの表情をご紹介します。
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アサマリンドウ
今年の秋は天候が悪くなかなか花が開いて
くれません。台風19号で杉の葉に埋もれていた
のを、靴を脱いで一つ一つ手で取り除く作業が
ようやく終わりました。
ダイモンジソウ
熊野の谷川に時々みかけますが、よほど生育環境がよかったのかどんどん増えて行きます。
十五夜飾り
今年の15夜は一週間前でしたが、あまりの暑さにお月見も忘れていました。
例年通り岡本豊彦の屏風を出してススキのお飾りです。
ハンゲショウ
ヒオウギ
ピラミッドアジサイ
セッコク
マツバギク
シモツケ
ボダイジュ
ドクダミ
ジギタリス
今年もお寺1年分のお茶100Kを揉みました。
地元の色川茶業組合から生茶100kを譲ってもらい、お手伝いしてくれる人を含め10名ほどで仕上げます。
セイロで蒸して、袋にいれてムシロの上で揉みます。
それを天日に広げて干しますが、何度も何度もムシロの上でよく乾くように反しては揉みかえしては揉みを繰り返します。
毎朝仏さまに供えるためのお茶で、寺の行事で使用するお茶にも使います。
ハナショウブ
イワチドリ
スズラン
ツルニチニチソウ
ナツエビネ
エビネ
ボタン
春の庭
アジュガ
ホンシャクナゲ
ミヤコワスレ
キリシマツツジ
妙法の境内もようやく様々な花が咲き始めました。
シダレザクラ
シャガ
ヒマラヤユキノシタ
ハナカイドウ
妙法の山にも春が訪れました。
様々な花が咲くたびに少しずつご紹介して行きたいと思います。
桜にとまるクマバチ
サクラ
サクラ
スミレ
妙法では春先から秋まで様々な自生スミレが咲いてくれます。中にはとても珍しい種類があるそうですが、皆かわいいスミレの花です。
馬酔木(アセビ)
アセビの新芽
沈丁花
スイセン
紅白梅
春先の境内
海抜600メートル余りの境内は、平地より5度以上温度が低く3月になってもなかなか
花が咲いてくれません。少しずつ冬から春に移っていきます。
ピンク色の椿
白い椿
赤い椿
石楠花の実生
落ち葉の間に石楠花の実生苗が出ています。近くにある木から種が飛んだのでしょう。実生苗は滅多に出てきませんが、ここから10年以上かかってようやく30cmくらいの木になります。石楠花の前には実生の梅花黄蓮が一輪花を咲かせています。
梅花黄蓮(バイカオウレン)
今年も可愛い花が咲き始めました。
少しずつですが株が増えてきています。
蝋梅(ろうばい)
花の無い季節、
冷たい空気に清々しい香りを放っています。
冬籠り
池の鯉たちも冬の間、深みで
寄り添いじっと春の来るのを待っています。
京焼きの作家、宇野三吾の壺(中央)に挿した花が印象派の絵画のようです。
辰砂の壺(右)と妙法山の土で焼いた壺(左)の作家は信者様で、某九州の大大名の末裔です。